手際よく施術を行うためのチェックリスト【カット編】

2025年02月12日
代表取締役社長 小川 貴臣
代表取締役社長
小川 貴臣
手際よく施術を行うためのチェックリスト【カット編】

こんにちは、ベラミステーション代表の小川です。

出張理美容をご利用されるお客様は座位の維持が困難な方も多く、施術には手際の良さが求められます。

出張理美容をご利用されるお客様には、座位を維持することが困難な方も多く、素早く施術を終えなければなりません。このお仕事には手際の良さが求められるんです。

しかしながら、手際よく施術を行いつつもお客様に怪我をさせてはいけないし、コミュニケーションをとりながら楽しい時間を過ごしてもらう配慮が必要など、出張理美容は非常に難しいお仕事です。

当たり前のことですが、「効率的に施術を行うこと」と「仕上がり完成度の妥協」はイコールではありません。私たちの経験上、施術効率の良さと顧客満足度の高さは比例します。

施術プロセスを分解したチェックリスト

私たちは新人スタッフ教育の一環で、施術の流れを下記に分解し、各項目にチェックリストを作成しました。

  • 準備(訪問前)
  • 準備(施術前)
  • 施術中
  • 片付け

各スタッフはチェックリストをもとに自身の課題を見える化し、重点的にスキルアップを図っています。

私たちが実際に使用している「出張理美容において手際良く施術を行うためのチェックリスト」を公開します。

なお、このチェックリストは2人以上のスタッフで20人の施術を行うことを想定したものになります。

※チェックリストは記事執筆時点のもので、今後も更新予定です。

出張理美容において手際良く施術を行うためのチェックリスト

準備(訪問前)

☐ 忘れ物が無いかチェックをしているか

☐ 事前に流れをシミュレーション出来ているか

☐ チームで行動する場合、各担当について事前ミーティングをしているか

☐ 利用者名簿を確認し、施術の順番を事前に決めているか

シミュレーションを含む事前の準備で仕事の質が決まることは、どんな仕事でも同じです。もちろん、出張理美容においても例外ではありません。

出張理美容の現場においては、ご利用者様のリハビリやマッサージの時間と被ってしまうと大幅な時間ロスとなります。そのため、施設職員と連携し、ご利用者様の予定を事前に把握しておきましょう。

チームで行動する場合は、予め各スタッフが対応するご利用者様について話し合っておきます。ベッド上のカラーなど、二人で一人のご利用者様を対応する場合にも、待ち時間が発生しないように上手く段取りしましょう。

準備(施術前)

☐ 道具を利用者の移動の邪魔にならないよう、配置出来ているか

☐ 自身の移動が少なくなるよう、道具を配置出来ているか

☐ ベッド上の場合、道具を配置出来ているか

現場における施術道具の配置も重要です。まず第一に、動線上に道具を配置してはいけません。

また、後述する片付けとも関連しますが、道具の適切な配置は手際の良さに繋がります。

片付けが最小限で済むよう、クロスの取り扱い

蒸しタオル、クロス、バリカン、コットンなど、頻繁に使う道具は予め配置場所を決めておきましょう。

施術中

☐ 常に手を動かせているか

☐ バリカンを使ってスピーディーにカット出来ているか

☐ 仕上がりの長さを決めて、バリカンのアタッチメントを選定出来ているか

☐ 何度も同じ場所を切らず、素早く仕上げているか

☐ お話好きなお客様の場合、巻き込まれていないか

☐ ヘアスタイルの意向を正しく汲み取れているか

☐ 事前に完成スタイルをイメージ出来ているか

☐ 襟足をキレイに整えているか

☐ 蒸しタオルを使ったあとの長い髪の毛を整えているか

☐ 左右対称に仕上げているか

施術中は常に手を動かしましょう。バリカンを使いこなすことも素早くカットを終える為に有効です。

ご利用者様のお話をどこまで伺うかについては、非常に難しい判断を迫られます。ご利用者様とのコミュニケーションが重要なことはこれまでも多々書いてきましたが、ご利用者様のペースに飲み込まれてしまうと、全体の時間配分に影響を与えてしまいます。

少人数のご予約で時間に余裕がある場合でなければ、相づちを打ちながら、常に手を動かすことに集中しましょう。

事前に完成スタイルをイメージすることも非常に重要です。一人で対応する場合においては、イメージ出来ている方が多いと思います。

しかし、スタッフ二人で一人のご利用者様を対応する場合は、イメージの共有が出来ていないと手戻りが多くなってしまいます。

以前、私がベッド上でのカットを見学した際、非常に驚いたことがあります。

ベッド上のご利用者様を挟むようにスタッフが左右に立ち、それぞれがカットをしたのにも関わらず、左右対称のスタイルで仕上がっていました。さらに、凄まじい手際の良さで、ご利用者様の負担も少なく、あっという間に終わっていました。

これは、仕上がりのイメージが二人の間で共有出来ていたからこその賜物だと思います。

片付け

☐ 一人終わる度に、ほうきで掃除しているか

☐ ワゴンの上は常に、片付いた状態に出来ているか

☐ 次の行動がスムーズに出来るよう、片付けているか

☐ 二人で施術する場合、片付けの役割分担を決めているか

出張理美容においては、片付けも大切なお仕事の一つです。たとえ時間に余裕が無かったとしても、片付けを疎かにしてはいけません。髪の毛が散らかったまま帰るわけにはいきませんよね。

二人で施術する場合は、一人はスタイルの仕上げ、もう一人は髪の毛の掃除といった形で、役割分担を決めておきましょう。

道具を適切な場所に保管することも重要です。ついついその場しのぎの場所に置いてしまい、後で「あれ、どこに置いたっけ?」となってしまっては時間を無駄にしてしまいます。(私もよくあります)

課題を見える化する

一概に「手際の良い施術を目指す」と言っても、一連の施術プロセスの中でどこに課題があるかは人それぞれです。

私たちが制作したチェックリストのように各項目を細かく分解してみると、重点的に改善すべきポイントが見えてきます。